「はり」は刺すもので、痛みがあるという先入観があります。「子どもにはり?」と驚いてしまうのは無理もありません。「小児はり」というのは一体どういったものなのでしょうか。
子どもは泣き叫ばないのか、どうやるのか、不思議に思っていたところ、その実態をついに確かめられました。ある子ども向けのイベントで小児はり専門のお医者さんが来ていて、我が子も体験をさせてもらったのです。
使うのは、編み棒のような先が丸っこいはり。これで皮膚に触れたか触れないかわからない程度に撫でて、身体には刺さないとのこと。
まず親が子を後向きに抱っこして、服をまくって背中を出す。先生がはりで背中をシュッ、シュッとブラシをかけるような動きで撫でています。子どもは目を閉じて気持ちよさそう。次に前向き抱っこでお腹にもシュッ、シュッ。子どもは始終おとなしくしていました。
「かんむし」に効く?
大人向けのはりのイメージと程遠い処置ですが、いったい、どういう効果があるのでしょうか。
先生によると、「かんむし」(疳の虫)に効くとのこと。かんむしとは、乳児特有のストレスで、夜泣き、キーキー声を出す、かみつく、便秘や下痢などの症状があります。発育途上の子どもは自律神経も安定しておらず、不安定な生活環境に敏感に反応するため、こんな症状が出るそうです。
これらに小児はりが効果的なのは、はりの軽い皮膚刺激があるから。刺激が自律神経に伝わって、さらに脊髄や脳に行き、内臓の動きが活発化されるのです。そうなれば、消化や吸収をよくし、発育作用を促進して抵抗力のある子どもに育つそうです。
ちなみにお灸も併用して治療することもあるそう。これも子ども向けで熱くはないとか。今度はこれにチャレンジして(させて)みようかな。
