文部科学省の調査によると、幼稚園児、小中学生の気管支喘息(ぜんそく)にかかっている比率が、過去最高となり、10年前の倍になっていることが分かりました。
気管支喘息は、気管支の炎症状態が慢性的に続く病気。気管支とは息を吸ったり吐いたりするときの空気の通り道(気道)で、ここに炎症があることによってさまざまなものに敏感に反応し、気管支がせまくなってしまい、息苦しくなるのです。
30%の人が2歳未満、90%の人が6歳未満に最初の発作が現れます。薬がなくても発作が治まる場合も多いのですが、そのままにしておくと大人になったときに再発する可能性もあるので、早い時期に治療することが大切です。
症状には幅がありますが、多くは咳から始まり、息を吐くときにヒューヒューとかゼーゼーという音をともないます。ひどくなると、痰がらみの咳が目立つようになり、さらに唇や爪が青紫色になってしまったら救急車で病院に行く必要があります。
とはいえ、赤ちゃんはゼーゼーすることも多く、なかなか見分けづらいもの。しかも言葉で訴えることができないので、パパママが日頃から子どもを観察することがポイントです。
環境整備をしよう
我が家の2歳の娘も、風邪ではないのに痰がらみの咳が目立つようになったので、病院へ。「ぜん息の可能性もある」と言われ、症状が続くようだったら検査をするよう勧められました。医師でも診断はなかなか難しいようです。
医師によると、小児喘息の多くはアレルギー型。その原因は、家の構造や住まい方の変化で、家ダニが増加したことにあるそうです。受動喫煙の影響も大きいようです。ぬいぐるみやペットも控えたほうがいいとのこと。
喘息の発作を防ぐには、薬で気管支の炎症を抑える方法もありますが、まずは環境を整備することが重要なようです。
