母親に向かって「ママ」、犬を見ては「ワンワン」、電車は「でー」など、いわゆる赤ちゃん言葉が出始めるのは1歳ごろといわれていますが、10ヵ月くらいから話し始める子もいれば、2歳半ころまで「アー」「ウー」しか言わなかったのに、突然しゃべり出す子など、言葉のスタートは子どもによってさまざまです。
子どもがしゃべり始めたら、「よく言えたね」などと誉めてあげることが大事。言葉を発するとママが誉めてくれる、うれしそうな顔をしてくれる、だからしゃべるのが楽しくなるのです。
とはいえ、親がいつまでも「ワンワン」などと言っていたら、子どもが赤ちゃん言葉を卒業するのが遅くなるのでは、との心配もあります。でも大事なのは、正しい単語を使えるかではなく、モノを認識しているかということ。
ネコを「ワンワン」と言っていたら、正してあげる必要がありますが、認識が間違っていなければ、特に気にしなくても自然に卒業するそうです。
テレビは見せ方が大事
言葉が遅いということも、よほどのことがない限り心配しなくていいようです。気になる場合は、耳の聞こえに問題がないか病院で検査してもらいましょう。自治体のなかには「言語聴覚士」という専門家が配置されている場合もあります。
親のつとめとしては、言葉を発する楽しさを阻害する要因をつくらないこと。たとえば、意味のない言葉を言ったときに、「はっきりいいなさい」「違うでしょ」と言うのではなく、子どもが言った言葉を繰り返してあげることです。
またテレビやビデオは一見、言葉の発達に役立ちそうですが、これらは一方通行の情報で、当然ながら子どもが画面に呼びかけても何の反応もありません。
言葉はやり取りのなかで覚えるので、こうした見せ方は禁物。見るなら一緒に見て、「ワンワンだね」など話しかけながら見るのがいいでしょう。
テレビをつけっぱなしにしていたら、視力・聴力などにも影響を及ぼすこともあるということも、配慮する必要がありそうです。
