母子手帳(母子健康手帳)の始まりは、第2次世界大戦中に物資や食糧の特別配給を受けるために配布された「妊産婦手帳」となります。戦後は対象が妊産婦から母子へと拡大して「母子手帳」となり、昭和40年には母子保健法により現在の「母子健康手帳」になりました。
妊娠経過や出産の様子、子供の成長や発達、予防接種の記録が一冊にまとめられたこの手帳は、妊産婦と乳幼児の健診、予防接種の普及に大きく貢献してきました。
パパの育児参加を促進する内容に変化
現在の母子健康手帳になって40年。記載事項の見直しが行われるたびに内容も充実し、現在配布されているものは平成14年の改訂版です。ここでは、少子化や幼児虐待など母子を取り巻く社会状況の変化にともなって大幅な改訂が行われました。
なかでも目を引くのが、父親の育児参加促進や子育て支援に関する内容。それを反映するかのように、改訂前の表紙は、母の氏名と子の氏名欄のみだったのが(写真左)、改訂後は保護者の氏名と改められ、父母の名前が書き込めるように2段になりました(写真右)。記載されている内容にも、「お父さん」という言葉がひんぱんに登場しています。
時代の変化とともに改訂される母子健康手帳。やがて「親子」健康手帳と改名される日もくるかもしれませんね。
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